子育て

【押し付けではなく、内から湧くモチベーションを!】10代の子どもたちの無限の学び力

5月 12, 2015
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photo credit: RDECOM Scientist and Engineers bring their special skills and enthusiasm to STEM Night at Fallston Middle School via photopin (license)

 こんにちは、教育コンサルタントの西條美穂です。

 今日は、幼児とともに力を入れている思春期の10代の学生たちのお話です。中高生との学びも非常に面白く、日々彼ら彼女らから多くのことを学ばせてもらっています。

 「グローバルラーニングプログラム」を中高生向けにやっているのですが、プログラムの内容としては、「英語で発信」するプログラムです。発信の内容は

『今、興味のあること』
『問題に感じていること』

などです。つまり幼児とほぼ同様で、内側から湧くモチベーション(内因性動機)をつかっての学びです。

テスト勉強に忙しく、なかなか自分の興味のあることを調べたりそれを発表したりする場面がない学生たちが多いようですが、そもそも自分が何に興味があるのかに気付くこと、そしてその興味や好きなことを学び発信することは非常に有益です。

1.楽しい

 まず、なんといっても興味のあることを学ぶのはとにかく楽しいです!やらされていることと違い、学ぶことが全然億劫ではありません。むしろ楽しくポジティブな気持ちで学びを深めることができ、このパターンは生涯学習にもつながります。

2. 縦にも横にも学びがどんどん広がる

 自分の興味のあることを学ぶと、それを縦にどんどん深めていけると同時に、学びながら出会う周辺の事柄にも興味を持つきっかけが生まれます。その結果、学びが横にも広がります。今、学校や塾で学んでいることとも繋がっていく可能性が高いです。

3.脳が活性化する

 興味のあること、好きなことを学ぶと、脳の神経組織がさらに活発に活動します。脳を活性化させ、別の学びにも良い影響を及ぼします!

4.大人や思春期の仲間たちとオープンに繋がることができる

 思春期の学生たちは、ホルモンバランスの乱れにより不安定になりやすく、人に心を開くのも難しいことが多いですよね。しかし、自分の興味のあることをきっかけにするコミュニケーションはオープンなものになりやすく、会話も弾みます。またお互い刺激を与え合えます!

 実際に例を挙げてみましょう。

 ある中学生は、ディズニーが大好きです。映画の人気ランキングや興行収入を常に調べ、そこからエクセル表やパワーポイント、キーノートに情報をまとめるようになりました。そして、それをクラスで発表し、プレゼン能力を高めています。
 
 世界中のディズニーランドにも行きたいとワクワクしていて、これが世界に飛び出すきっかけになりそうです。最近は、そのながれで、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドにも興味を持ち始め、IR資料を読み始めました。ビジネスを学び始めているのです。
 
 その学生の話をきいていた飛行機が大好きでパイロットになりたいと思っているまた別の中学生は、全日空のIR情報を見始め、ご両親と株式の購入を検討中です。家庭で株についてのディスカッションをしているそうです。この学生は、その他にもさまざまなアプリを利用して、飛行機の動きのデータを集めながら地理を学んだり、無線がきけるアプリを通じてパイロットが使う英語を学んだりしています。

 もう、学生たちのこの学びの勢いから目が離せません!

 放っておいても、自分たちの興味のもと凄い勢いで様々なことを学んでいっています。

 「ああ、こんなに自分たちで学ぶ力があるんだなあ」、と私は、学生たちから本当に多くの学びと刺激をもらっていて、毎回クラスがとても楽しみです!

 英語力の問題もあると思いますが、これができるようになるまでには基礎固めももちろんします。何かを調べるときに、日本語の情報より英語の情報量の方が圧倒的に多いことや、世界にはばたけるという楽しい目的をもって英語を勉強することは、学生たちの意欲を育める可能性が高いでしょう。同時に、これは上記の理由で、日本語であってもやる価値が非常に高いと考えています。

 1人1人、何かしらの興味や問題意識をもっています。受け身の勉強だけでなく、この、内から湧き出るモチベーションを通じて、学生たちの無限の学びの可能性を伸ばしていきたいですね!観察している私たちがホーッとなってしまうほど、本来彼らが持っている学び力は素晴らしいですよ!

 また、最後に強調したいこととして、この学生たち、ご両親の理解と協力が非常に厚いのです。クラスが終わった後のレポートを通じて、子どもたちの興味をさらに伸ばせるよう家庭で協力してくださっています。

 教育の現場と家庭での協力体制も子どもの無限の学びを果てしなく助長するので、もっともっと連携していきたいですね!

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