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こんにちは、教育コンサルタントの西條美穂です。
今日は、子どもの時間の使い方についてのお話です。
最近の子どもたちってものすごく忙しいですよね。水泳、レゴ、リトミック、塾、ピアノ、英語、サッカー、習字、宿題。。。起きてから寝るまでスケジュールぎっしり!!! しかも、中には、自分で選んだのではなく、やらされていることでいっぱいなケースも多いですよね。
教育熱心で愛情に溢れた親御さんが、子どものためを思ってそういう習い事やアクティビティーを選んであげているのはとてもよくわかるのですが、ときには子どもたちに「自由な時間」を与えてみませんか?
というのも、やらされていることでパンクしそうな子どもたちは、
「何もしなくていいよ。好きなことしていいよ。」
と言うと固まることが多いのです。戸惑って何もできなくないまま途方にくれてしまいます。
自分が、本当は何をしたいのかがわからなくなっているのです。
自分の人生をたくましく切り拓いていく力が、もっともっと大切になってくるこの時代に、「自分のやりたいことがわからない」というのは人生をとても難しくします。
たくさんの習い事をして色んなスキルが身についているのですが、それをもって自分が「何をしたいのか」考えるチャンスがないのです。
本来、子どもは、やってみたいこと、好きなこと、知りたいことで溢れています。そして、それをもとに何かを創りだしていく力を持っています。
それなのに、いつもやるべきことは自分の意志と関係なく決まっていて、しかもそれをどんなふうにやればいいかも決まっていて、その通りに頑張ることになっていて。。。
私たち大人が、子どもたちが「本来持っている力」を摘んでしまっている部分があるのです。
だからちょこっと暇ができると、身近にあるゲームで気分転換をしてしまいます。(もちろん、ゲームはゲームの良さもあります!)
ある程度やらなくてはいけないことがあってそれをきちんとやる必要があるとしても、もっと子どもに「自由な時間」を与えてみませんか?
自分が心からやりたい「何か」をのびのび自由にやる時間です。
慣れていない子どもたちは、最初は戸惑うかもしれません。
でも、子どもの順応性は高いです!あっというまに本来の好奇心、やりたいこと、探究心を取り戻し、好きなことをどんどんやるようになります。
それがさらなる「好奇心」「創造力」「問題解決力」などを育てて、子どもをどんどん賢くします。
習い事で色んなスキルをつけることもとても素敵なことだと思います。しかし、それを使って最終的に自分が何をやりたいかという思考パターンは「自由な時間」が育んでくれるものかもしれません。
自分の特性やスキルを使って、のびのびと幸せに自分の世界を切り開いていってもらうためにも、子どもたちに自分の興味に従ってゼロから何か創り出す時間、つまり「自由な時間」をもっと与えてあげてみませんか?